あなたは周囲の人から儲かるビジネスについて、話を聞かされた経験はありますか?
特に現代は学生起業家がどんどん増え、ベンチャービジネスに対する認知も広がりつつあり、ビジネス思考の意識を高く持つ人が多くなってきています。
その一方で、ビジネス思考が高いあまり、本人が気づかない内に犯罪に手を染めてしまうケースも増えてきています。
今回はビジネス初心者である学生が間違った方向に進まない為には、どのような知識を身に付ける事が必要なのか、また安全なビジネスにはどのようなものがあるのかを紹介していきます。
学生が収入を得る手段
社会人の場合は会社で働き、その労働と引き換えに給料を貰います。
しかし、学生の場合は授業に参加しなければならないので、労働する時間は社会人に比べ少ないと言えます。
そこで、大半の学生はどのようにして収入を得ているのか、代表的な方法を見てみましょう。
①アルバイト
通信費、交際費、交通費、食費、これらを補うにはアルバイトをするのが手っ取り早く、同時に社会経験もできるので、アルバイトをする学生はとても多いです。
ベネッセ教育総合研究所の4070名を対象にしたアンケート調査によると、大学生の内アルバイトをしている人の割合は63.7%である事が分かりました。
実に6割以上の学生が一度はアルバイトの経験があると言う事になります。
まだアルバイトをした事のない学生は、ギガバイトの案件を一度覗いてみては?
②親からの仕送り
家庭が裕福な学生はアルバイトをしなくても、親からの仕送りだけで生活する人も中にはいます。
本人が怠けていると言うわけではなく、学業に専念してほしいという親の思いから、アルバイトが禁止されている人もいるからです。
そのような計らいを無駄にしない為にも、学生の内に知識を沢山吸収しておきたいところです。
代表的な甘い儲け話の例
学生の王道的な収入は、アルバイトと仕送りである事が分かりました。
しかし、それだけでは現在の生活に満足できない学生もいるかと思います。
こうした学生を陥れるかの如く、周囲には甘い儲け話が飛び交っています。
甘い儲け話に引っかからない為にも、以下の話には特に注意しておきましょう。
①スマートフォン購入代行
文字通りですがスマートフォンを携帯ショップで購入するといったものです。
そして購入したスマートフォンを依頼者に渡し、謝礼金(5万円程度)を受け取ります。
近年話題となっている手口が、具体的にどのような流れかというと、
友達や知り合いを通して、依頼者が紹介される
↓
依頼者に指定された店舗でスマートフォンの契約をする
↓
購入したスマートフォンを依頼者に渡し、報酬を貰う
もちろん月々の使用料金は依頼者が支払いうと言う事で契約しますが、それは口約束にすぎません。
携帯ショップと契約を交わしたのは自分自身なので、自分宛てに請求が来ます。
請求が来て慌てて依頼者に連絡を入れるも、その後返信はありません。
さらに姿を消した依頼者はスマートフォンで多額の買い物(上限が10万円程度)をし、月々の請求額と合わせた額が自分に降り注ぎます。
その結果、自分に残されるものは
- 1ヶ月の携帯使用料
- 買い物の購入費用
- スマートフォンの本体費用
- 途中解約の違約金
このような負債のみになります。
目先の5万円を手にする為に、20~30万円程度の支払いを促されてしまうのです。
②名義貸し
名義貸しの勧誘も注意が必要です。これも周囲の人を通して話が回ってくることが多いです。
その内容は、ほとんどが賃貸アパートやマンションに住むために、名義を貸して欲しいと言ったものです。
名義を貸すことで、報酬として数十万円のお金を受け取り、さらに1ヶ月ごとに数万円が受け取れる内容となっています。
流れとしては
アパートを借りるだけでお金が貰えるバイトを紹介される
↓
実際に会って仕事の内容を説明される
↓
不動産に連絡し、訪問日程のアポをとる
↓
後日不動産へ行き、依頼者に頼まれた物件を契約する
↓
契約を済ませ、部屋の鍵を依頼者に渡す
このようになります。
理解しておいて欲しいのは、前提として名義を他人に貸すことは法律上、禁止されているということです。
法律を守らないというリスクを背負いながら、最悪の場合、名義を貸した人が家賃を払っておらず、数ヶ月間家賃を滞納している事もあります。
そうした際、真っ先に自分の番号に連絡が来ます。
無視していると、契約書に自分が記載した保証人宛てに連絡がいきます。
それでも尚、連絡を無視し続けると裁判所からの通達が来ることや、今後自分名義で賃貸契約ができなくなったり、ローンの審査が通らなくなったりします。
最終的に請求されるのが
- 滞納分の賃貸料金
- 退去時の舗装費用
- 礼金・違約金
- 裁判費用
これらになります。あぁ恐ろしい。。。
③絶対に儲かる投資
これは社会に出ても結構耳にします。
最初に言っておくと、絶対に儲かる投資はありません!
「今投資したら絶対儲かるよ」や「失敗しない!仮に失敗しても俺が保証する!」
などの言葉は信用してはいけません。ほとんどが詐欺です。
相手がどれだけ熱弁してきても、そこで納得してはいけません。その相手も騙されている可能性が十分にあります。
投資と言うのはただの素人が手を出していい物ではなく、きちんと知識を身に着けた上で、余剰資金を持っている人が運営するものです。
確かに、中には本当に儲かる話もあるかも知れません。例えば、近年話題になった仮想通貨も投資の一種です。
実際に仮想通貨であるBITコインの価格が上昇する前に投資していた方は、大儲けできたかもしれません。
しかし単に周りに便乗するのではなく、自分自身が投資の本質を学び、その投資話しが本当に信憑性のあるものかを判断する事が必要になってきます。
とは言っても他人が持ちかける投資話しのほとんどは、投資という名目でお金を集め、それを持ち逃げするような詐欺だと肝に命じておきましょう。
④ネズミ講
ネズミ講は都会に行けば行くほど勧誘が多くなります。
ネズミ講とは、ピラミッド状に下方向へ会員が増えていくのが特徴であり、物やサービスを売る事が目的でなく、金銭を回収する事が目的となっているものです。
分かりやすく例えると、
1万円を支払いネズミ講の会員になる
↓
会員を1人紹介すれば1人に付き5千円貰えるので、会員を紹介しまくる
↓
自分が紹介した会員がさらに会員を紹介する
こういった会員になる事でお金儲けを目的とするものがネズミ講です。
マルチ商法と混同する人がいますが、物やサービスが欲しくて会員になるのではなく、新たな会員を紹介するためだけに会員になるのがネズミ講の大きな特徴です。
法律でも禁止されているので、くれぐれも手は出さないようにしましょう。
合法且つ収入を得る事が可能な手段
先程紹介したものの中にはお金儲けが可能なものもありますが、どれも大きく犯罪に関わります。
学生がこのような不祥事を起こしてしまえば、社会的制裁+除籍処分になる可能性が大です。
そのような事にならない為にも、その話が安全なものかどうか、しっかり考える事が大切です。
では法律に引っかからず、合法的に稼ぐ方法とはどのようなものがあるのか紹介していきます。
①ネットビジネス
ネットビジネスにはいくつか種類があります。
- FX
- バイナリーオプション
- 株
- せどり(転売)
- eコマース(オンラインショップ)
- LINEスタンプ作成
- ポイントサイト登録
- アフィリエイト
- Youtuber
上から順に簡単に説明すると、FX、バイナリーオプション、株は投資に当たり、経済指標やテクニカルツールを使用して相場を読むスキルが求められます。
きちんとやれば利益を生み出す事が可能ですが、知識が足りていないと失敗するリスクもあります。
▼おすすめのFX取引業者
せどりは転売と称される事が多く、商品を安く仕入れ高く売るといった事が基本形になります。
ドン・キホーテやフリーマーケットで商品を仕入れて、メルカリやヤフーオークション、Amazonなどで販売します。逆も然りです。
eコマースとは電子商取引の事であり、多くはオンラインネットショップを開業する人がほとんどとなります。
ハンドメイドが好きな人や、オリジナルの商品を販売する人が多いです。
LINEスタンプはクリエイターズスタンプと言って一般人がスタンプを作成する事が可能となっています。
ただ、審査までにかかる期間が長い事と、ほとんどのスタンプは購入されない事が現実なので稼ぐことは難しいです。
ポイントサイトの場合は、簡単に誰でもできる反面、ポイント単価が非常に低いです。
一日に貯める事が可能な範囲が狭いので、大半の人が換金する前に辞めてしまいます。
まぁ、中には物凄く稼いでいる人もいるみたいですが・・・
ネットビジネスにはまだまだ種類があると思いますが、その中でも特に学生に
おすすめしたいネットビジネスは、広告収入の一種であるアフィリエイトとYoutuberです。
アフィリエイトとはブログやサイトを作り、そこに広告を貼る事で収入を得るビジネスモデルのことです。
報酬の種類にはクリック型と成果型報酬があり、1クリックされるだけで数十円貰えるタイプと広告の商品が購入されることでお金が貰えるタイプがあります。
Youtuberも原理は同じで動画の途中に広告が出てきますよね。あれがYoutuberの収入源ということです。
なぜアフィリエイトとYoutuberをおすすめするかと言うと、一番の理由は初期投資が少額で済むからです。
インターネットが普及する以前は、新しくビジネスを始める際に多額の資本金が必要でした。
しかし、アフィリエイトの場合はサーバー代とドメイン代くらいしか掛かりません。
プランによって異なりますが、年間3000円程度でも始める事がです。
初心者におすすめのサーバーはロリポップ!です。とにかく安くて信頼度も高い。
逆に、初めから本気で成果を出したいという人はwpXレンタルサーバー一択です。ただ料金が少し高め。
▼ブログ・アフィリエイトに必要なもの
さらにYoutuberに限っては、1円も費用を掛けずに稼ぐことが可能と言えます。
リスクがほとんど無いにも関わらず、収入は青天井を目指せるのでおすすめです。
※規定が変わり、YouTubeで収益化するには再生回数と登録者数を、既定の条件に満たす必要があるみたいです。
②ネットワークビジネス
先程のネットビジネスと名前は似ていますが、ネットビジネスとネットワークビジネスは内容が全然違います。
ネットワークビジネス=マルチ商法 とも言われ、ネズミ講とは似ていますが少し違います。
先程も言いましたが、ネットワークビジネスとは商品を売る事を目的とし、ネズミ講同様ピラミッド状に会員を増やしていくものです。
例えば、会員Aが新たに会員Bを紹介し、会員Bに商品を売ります。
その商品を会員Bが買ってくれると、手数料として会員Aに報酬が与えられるというものです。
ネズミ講の場合は、会員を増やしお金を集める事が目的です。
一方でネットワークビジネスは商品を売るために会員を増やす事がネズミ講と異なる点です。
ネズミ講は違法ですが、ネットワークビジネスは合法となっています。
また、ネットワークビジネスの代表的なものがアムウェイです。学生なら一度はアムウェイの勧誘を受けたことがありませんか?
アムウェイは怪しいという声もありますが、実際はきちんと稼ぐことができる仕組みとなっています。
しかし、アムウェイを含め、ネットワークビジネスには陥りやすい重大なポイントがあります。それは友人関係の崩壊です。
ネットワークビジネスいうのは人から人に商品を紹介する仕組みなので、真っ先に自分が商品を紹介する相手は必然的に友人や知り合いになると思います。
そうした友達や知り合いに勧誘をし続けると、勧誘している本人はお金のために必死で勧誘しますが、周りからすると興味のない話を永遠と聞かされることになります。
その結果、周囲の人間に噂が広まり、人間関係が崩れてしまう事になります。
中には上手くやっている人もいますが、大抵の人は本人が気づかないだけで周囲からウザがられています。
上手な人間関係を築きたいなら、きちんと忖度しましょう。
③公営ギャンブル
続いて公営ギャンブルについて述べていきます。
公営ギャンブルの中には以下のものがあります。
- パチンコ・パチスロ
- 競馬
- 競艇
- オートレース
- 宝くじ
まずパチンコ・パチスロは攻略をすることが可能であり、きちんと収支を上げる事ができます。
パチンコ・パチスロで勝てない人が多いのは、正しい知識と観察力・判断力が低い事が原因として挙げられます。
また、パチンコ・パチスロで勝てるような思考力を持っている人は、そもそもパチンコ屋に行くことをしません。
理由はパチンコなんてダメ人間がするものだと考えているからです。
言い方は悪いですが、実際にパチンコ屋に行く人は頭が悪い人が多いです。
パチンコ業界が儲かり一つの産業として成り立つのは、こうした人たちが多く依存している事が原因だと言えます。
しかし、月30万程度なら正しいノウハウを身に付ければ、簡単に稼げてしまう事も事実です。
その代償として友人関係と膨大な時間を失う事にはなりますが・・・
競馬、競艇、オートレースも同じです。実際にこれだけで生活している人も中にはいます。
しかし、この3つは多量の下調べと一瞬の判断力が必要になります。
オッズの変化、馬の実力、本番の調子、天候、掛け方、のように学習する事が多い且つ、瞬時の判断力が求められるので向き不向きが分かれると思います。
最後の宝くじは公営ギャンブルとは言い難いですが、実質同じようなものなので紹介させていただきました。
宝くじには種類が豊富で、通常の宝くじ以外にもロト6やロト7、スクラッチなどがあります。
攻略する事は非常に難しいと思いますが、当たれば他のギャンブルとは比でありません。
お金は増えないかもしれませんが、高揚感を買うと言う意味ではいいかもしれないです。
まとめ
大学生や専門学生などの間で流行する怪しい勧誘や、甘い儲け話は犯罪に巻き込まれる可能性が高いので、きちんと断るようにしましょう。
どうしてもお金をが必要な方は、地道にアルバイトをこなすかリスクが比較的低いネットビジネスを始めてみてはいかがでしょうか?
特におすすめなのはアフィリエイト。就職に役立つスキルや、報酬も頑張り次第では手に入るのでおすすめです。
自分のスキルを切り売りするココナラも最近だと人気ですよ。