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簡単で効果的なレポートの書き方例│基本ルールと文章構成を覚えよう

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大学のレポートを来週までに提出しなければいけない!

だけどレポートの正しい書き方ってどうすればいいの?と悩んでいませんか?

作文や小論文ならともかく、大学に入るまでレポート自体、触った事すらない人の方が多いですよね。

 

しかしレポートには大まかなテンプレートがあるので、堅く身構えなくても誰でも簡単に作成する事ができます。

そこで今回は点数を効果的に採るコツとして、大学のレポートの正しい書き方について例を交えながら紹介していきます。

 

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レポートとは

 

まずはレポートがどのようなものなのかを知っておきましょう。

レポートとは一言で説明すると、あるテーマについて調べその実態をまとめたものです。

ただし、まとめると言っても自分の憶測で勝手に判断してしまう事はいけません。

きちんと信頼できる文献や資料を使って書く必要があります。その為にはしっかりと書籍や文献を熟読する事が求められます。

 

またインターネットから情報を持ってくる場合は、個人ブログやSNSからではなく、厚生労働省や大手企業などの信憑性の高いサイトから引用するようにしましょう。

個人ブログやSNSでは間違った情報も多くあり、そうした情報を記載してしまうと、レポート全体に大きく悪影響を与えてしまいます。

次にレポートの構成について見ていきましょう。

 

画像をクリックするとPDF形式で開きます。

 

最初はこのよう執筆していくといいでしょう。

慣れてくれば自分なりの書き方で進めるのもアリですが、あまりにも違う書き方だと減点の対象になるので注意しましょう。

 

レポートの書き方

 

小中学生の頃は作文を書く際、そこまで意識していなかったと思いますが、レポートを書く際には口調を統一しなければなりません。

1.〇〇です。〇〇でした。

2.〇〇である。〇〇であった。

 

1か2のどちらかで語尾を統一しましょう。

レポートの場合、自分が書きやすい方でいいと思いますが、論文では2の書き方が求められますので、なるべくそちらの書き方で練習した方が後々苦労せずに済みそうです。

また、レポートの間違った書き方として以下が挙げられます。

  • 私は〇〇だと思う。
  • 〇〇だそうだ。
  • 〇〇かもしれない。

 

これらの書き方は、「私語り」になっている事や、曖昧な表現になっている為、正しい書き方とは言えません。

物事を言い切る事や学術的な文章校正が必要です。上記を言い換えるなら

  • 〇〇の事から〇〇だと言える。
  • 〇〇は〇〇と述べている。
  • 〇〇だと推測される。

 

このようになります。

また、学術的文章にする際はアカデミックワードを選定し、日記のような書き方にならないように注意しましょう。

 

レポートのマニュアル(手本例)

 

では実際に上記の事を踏まえた上で、どのようにしてレポートを書いていくのか簡単に例を見てみましょう。

例えば「コンビニエンスストアにおける流通」についてレポート課題が出されるとします。すると

 

1.はじめにの部分では、コンビニエンスストアとはどのような実態で、どういった展開をしているのか、

その中でも流通はどのような役割を担い、ここで何を明らかにしたいのかを論じます。

例を挙げると、

「流通は以前に比べ活発化し市場の利便性が向上したが、現在では〇〇といった問題点が浮上している。

その問題を解決するにあたり〇〇という観点に着目し、本レポートの作成を行なう。」

雰囲気はこのような感じです。

最初の内は文末部分を

~を明確にする。~を考察していく。~を目的とする。

このようにしておけば大丈夫です。

2.本文では、コンビニエンスストアの実態がどのように展開され、流通がどのような役割を果たしているのかをまとめます。

まとめ方は人それぞれで大丈夫です。

しかし、まとめると言っても適当にまとめるのではなく、きちんと辻褄が合うようにする必要があります。

例えば、〇だから△であり→△だから□という問題が生じ、それを解決するために☆というシステムが現在では採用されている。

という風に述べていく必要があります。

3.考察では本文でまとめた事を通して、自分がどのように考え、何を思ったのかを述べていきます。

「コンビニエンスストアにおける流通」で考察を例えるなら、

 コンビニエンスストアにおける流通とは〇〇という役割を果たしているが、同時に△△という問題も抱えている。

この問題を解決するために□□という施策がコンビニエンスストアにとって今後必要になると考察した。

これは例えなので適当に書きましたが、自分が実際に調べて思った事をそのまま書いていけばいいと思います。

4.参考文献はレポートを書く時に使用した書籍や新聞、論文を、

5.参考資料はインターネット上で検索したURLの記載を行ないます。

 

基本ルール

 

私たちが社会生活を送るで法律がある事と同じように、レポートを書く上でもルールが存在します。

法律を破れば罰則がありますが、レポートもルールをきちんと守らなければ盗作や剽窃(ひょうせつ)と見なされ、犯罪扱いされてしまいます。

そんな事にならない為にも、正しいレポートの書き方をしっかり覚えておきましょう。

 

(1)引用

 

引用の方法には2種類あります。

1つ目が引用する文章が3行以内の少量である場合です。

3行以内の引用であれば、以下のように記しましょう。

 

著者(〇〇年)は次のように書いている。「引用する文章や理論『引用する文章内の会話』引用する文章や理論」(ページ番号)

 

上記を説明すると

・著者名 ・年度

・引用部分を「」で括る

・引用中の「」(会話等)は『』で括る

・引用したページ番号

 

これらの項目が引用の際に必須となります。

また、参考文献、もしくは引用文献として最後に明記することも忘れずに。

 

(2)ブロック引用

 

2つ目が多量の引用をする場合に使用する方法です。

3行以上引用する場合はこれに当たり、自分が言いたいとする事が、引用しなければ伝えられない時に使用します。

例えば理論や法律などがそれに含まれます。

そのような多量の文章を引用する際に使用するのがブロック引用です。

 

ブロック引用を行なう場合、元の文章を書き変える事は原則として禁止されていますが、(中略)と記載して文章を省略する事は可能です。

またブロック引用を行なう際は、引用する部分の文章を3マスずつ開けます。

詳しくはWordの機能から、ホームの「段落」タブをクリック

→「インデントと行間隔」タブの「インデント」で、「左」を3字に設定しましょう。

 

(3)参考文献

 


  • 参考文献
  • 参考資料
  • 引用文献
  • 引用資料

 

これらの違いとは何か分かりますか?

まずは「参考」と「引用」の違いについて見ていきましょう。

ここでの「参考」とは要約の元となる文献などを示し、「引用」とは要約ではなく模写した際に使います。

言い換えると

・参考文献(要約時に使用した書籍・文献)

・参考資料(要約時に使用したネットのURL)

・引用文献(模写した書籍・文献)

・引用資料(模写したネットのURL)

 

と言う事になります。

なのでレポートを書く人によって、それぞれ異なると言えます。

これら参考文献などは使用した場合、明記しないでいると盗作を疑われるのでしっかりと明記する必要があります。

 

体裁・フォーマット

 

レポートを仕上げる上で、体裁・フォーマットはきちんと統一する必要があります。

大学や教授によってレポートの体裁は異なりますが、指定されていない場合は以下のように設定しましょう。

文字数と行数(40×40)

ページ余白(標準or全て20㎜)

フッターにページ番号

フォント(MS明朝)

 

特に指定が無い場合、文字数は多い方が良く、また、ページの余白は狭すぎない方が見やすいです。

ページ番号はホッチキスなどの留め具が外れた際、順番が分からなくなる事を防止する為、入れる必要があります。

勿論、指定されたフォーマットがあれば、それに沿ってレポートを作成しましょう。

 

また、大学指定の表紙を付ける事も忘れないようにして下さい。

※教授によっては表紙を付けないように指示する人もいるので、その場合は教員に従いましょう。

 

文字数の分量は大抵の場合、A4用紙2枚分程度が求められます。

これも教授によっては分量が多くなる事もありますが、指定枚数の最後までしっかり埋めるようにしましょう。

たまに2枚目の10行くらいまで書いて、残りの30行くらいを空白のまま提出する人が居ますが、悪目立ちしますし減点される可能性が高いので注意しましょう。

 

まとめ

 

レポートの書き方で失敗しない為には、まずは基本ルールを熟知する必要があります。

ルールを守る事で、点数が減点される可能性は低くなるでしょう。

そのルールを守った上で文章を筋立て、読み手に分かり易く簡潔に書くように心掛けましょう。

 

そして「1.はじめに」で明らかにする事と、結論がしっかり結び付けられているか、間違った情報を記載していないかという点に注意していれば、8割程度の点数は期待する事ができます。

因みに高得点の秘訣としては

  • 授業で紹介された範囲に沿って作成する
  • 重要だとされるキーワードを入れる
  • 流すポイントと深めるポイントを見極める
  • 具体例を挟む
  • 簡潔に見やすくまとめる
  • 正しい情報を選定する
  • 自分の言葉で考察を交える

 

これらを守って作成すれば満点も夢ではありません。

現在レポートの点数が低いと感じている人も、今一度書き方を見直してみましょう。

 

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▼レジュメの例は以下を参考に。

 

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