こんな状況に置かれた経験は、大学生なら一度はあると思います。
辛いですよねぇ。誰も知り合いがいない講義で、グループ作れ~なんて言われたら。
私もそのような経験が何度もありました。
さらに2年間休学していた事もあって、周りは年下だらけ。
下手すると5つ年下の学生と授業を受ける事もあります。
そりゃ、公開処刑された気持ちにもなりますよw
苦痛だ、ツラたんwww
しかし、グループワークでそんな事は関係ありません。
講義室に80名学生がいた場合、6人でグループを組むとなると、80/6=13余り2。
この2名が端数となって、一時的に目立ってしまいます。
私はそれが本当に嫌だったので、手当たり次第声を掛けていました。
それもなるべく可愛い女の子から優先的にwナンパの必殺高等テクニック発動ですw
とにかく近場に居る人に声を掛ければ、大抵の人はグループを組んでくれます。
私はこの方法で第一次災害を逃れてきました。しかし、問題はこの後です。
グループワークは基本、皆で作業を分担する為、1人休んでしまうと全体に迷惑が掛かります。
私自身、最初は協力しない側の人間でした。
しかし年齢と共に、非協力的であれば周囲に迷惑が掛かる事を意識し始め、現在はグループワークで率先して活動しています。
この経験から、グループワークで真面目に取り組む側と、協力しない側の人間には一体何が違うのか、どのような意識の差があるのかをお伝えしていきたいと思います。
グループワークの目的とやる事
そもそもグループワークは何をするものかと言うと、ディスカッションをテーマにした講義や、研究の発表で用いられることが多いです。
大まかにやる事は以下のようになります。
- 1.教科書やレジュメから、そのテーマについて問題提起が行われ、解決策を考える。
- 2.グループで話し合い、その結果、どの策が最善なのかを考える。
- 3.話し合った結果をグループごとに発表する。
- 1.講義の内容に関係のある研究テーマをグループで決める。
- 2.その決めたテーマを基に、毎週レポート形式のデータを作り、グループで共有する。
- 3.毎週のデータをまとめ、最終発表のスライドを完成させる。
比較的ディスカッション形式のグループ学習は、毎週話し合いをする程度なので、そこまで負担にはなりません。
基本的に仲良くしゃべっている時間が多く、他の講義よりも楽チンな場合もあります。
しかし、研究発表が前提のグループワークは、毎週何かしらの進展がなければ、最終発表の時にグループ全体の評価が下がる為、真面目な学生は必死になります。
また、グループワークが重要視されている理由は、①学生のリーダーシップを引き出し、②メンバーが協調性を持ち、③同じ目標を持ち達成感を共有する事が大きなポイントです。
この3つの項目を育む事がグループワークの目的となります。
面倒臭いと感じる理由
グループワークを行なうと、一部の人は面倒臭いと感じています。
なぜ面倒臭いのか、その理由の1つは人間関係にあります。
元々ポジティブで積極的な明るい性格の人は、グループワークにおいても高いコミュニケーション能力を発揮してくれます。
しかし、反対に友達の少ない学生、もしくは通称ぼっちの学生は上手く会話ができない人も存在します。
その人たちは大抵コミュ障である場合が多く、中には対人恐怖症の人だっています。
私が所属していたサークルの女の子も、一時期対人恐怖症になり、家から出ない引きこもり状態になっていました。
まぁ、他の女の子と私で部屋まで押しかけ、無理矢理、授業に連れていきましたがw
少々大袈裟ですが、他人と関わる事が嫌でグループワークが嫌いと言う学生は意外と多いですね。
スポーツにおいても個人戦の競技は得意だけど、チーム戦は苦手っていう人がいるじゃないですか。
それと同じだと思います。
そして2つ目の理由が、毎週分担する作業が面倒臭いという点です。
研究発表を目的としたグループワークでは、ほとんど毎週メンバー内で作業を分担します。
そして、その分担したものを毎週持ち寄って、皆で共有しますよね。
その行為自体が面倒臭いと感じる事が大きな要因です。
毎週課題を仕上げるのってしんどい事ですが、それが嫌な人はグループワークの授業を取るべきではないんですよねー。
サボったり休んだりするとどうなる?
グループワークで皆に負担が掛かると分かっていても、サボる人ってグループの中に1人は居たりするんですよ。
以前私がそうでした。本当に当時のメンバーには申し訳ないです。
しかし、たった一度グループワークを休んだからといって、周囲のメンバーは貴方に文句を言いません。
通常通り講義が進み、もう一度作業を分担して課題を仕上げるように伝えられます。
ここまでがセーフティゾーンです。
もちろん訳があって授業を休み、尚且つメンバーに連絡を入れているのなら問題はありません。
注意しなければならないのは、連絡なしに複数回授業を欠席し、さらに自分がやるべき作業もしてこない場合です。
このような人任せの態度でグループワークに臨むと、メンバーから相手にされなくなってしまいます。
また、グループワークに参加しなければ成績も大きく左右されます。
グループワークを休むと言う事は、チームに貢献しない事、もしくは協力しない事と見なされ、授業への積極性が低いと判断されます。
他の授業ではテストの点数さえよければ、ある程度欠席しても大丈夫だったかもしれません。
しかし、グループワークにおいては授業への参加が成績に大きく関わりますので、余程の事が無い限り、サボると言う行為は避けましょう。
真面目なメンバーはどう思ってる?
先程も言いましたが、グループワークを1度サボる程度では、まだまだ挽回の余地はあります。
しかし、何度も何度も欠席し、挙句の果てには作業をしてこないとなると、他のメンバーからの信頼を失う事になります。
同じ目標に向かう者として、信頼を失う事はあまり良い事ではありませんし、「無能なヤツ」というレッテルを貼られる事にもなります。
また、そのような人任せの態度を取っていると、メンバーはその人が居ないところで陰口を言います。
男1「〇〇君さ、本当に何もしないし、マジでいらないよね。」
女1「毎週の課題作業すら1度もやってこないし・・・」
男2「最終発表は彼以外のメンバーで頑張ろう。」
まぁ、陰口と言うか当然の話し合いなんですけどね。
信頼できないから、何も任せない。意見も取り入れない。
当たり前の事ですが、最終発表もその人には発表させない。
発表できなければ成績評価もほとんどの確率で不可、単位を落とす事でしょう。
また、真面目なメンバーからすると、それが唯一の救いでもあるんです。
何もしない人が単位を取れるようでは、まさに「正直者が馬鹿を見る」ですからね。
こういった本を読むのもおすすめ。
まとめ
グループワークは人によって、面倒臭いと感じてしまう場合があり、その感情の起伏も人によって異なります。
コミュニケーション能力に長けている人間からすると、「休むのは甘えだ!」「責任を持て!」と言いたくなる事でしょう。
しかし、いわゆる「コミュ障」や「ぼっち」の人たちは、人と関わる事が苦手という人も存在し、自ら積極的に会話に入る事が難しいんです。
グループワークを進める上で、メンバーにそのような人がいるのなら、
「この人はこうだから何を言ってもダメ」と思わずに、自然と会話に誘導してあげる事も大切となります。
まずは浮いているメンバーに対して、優しく接する事がグループ全体の絆を深める事に繋がるかもしれません。