大学内施設とはどのようなものがあるのか気になる人が多いのでは?
しかし気にはなるものの実際に大学生になるか、大学内の関係者であるか、もしくは仕事の講習などでしか大学に入る機会はありませんよね。
今回の記事では大学内において、どのような施設や設備が用意されているのかを見ていきます。
利用できる施設・設備
大学では高額な学費を納める代償として、様々な施設や設備を利用することが出来ます。
勿論、中には有料であるものもありますが、基本的には無料で利用することが可能です。
大学によって用意されている施設や設備が若干異なりますが、ここではメジャーなものから紹介していきたいと思います。
図書館
ほぼ全ての大学に用意されています。
大学生になるとレポートや論文を書く機会が増えるので、参考文献や引用を行う際に最も必要な施設となります。
大学の図書館は皆さんが知っている図書館とは異なり、扱う図書が国立図書館に登録されたものがほとんどとなります。
一般人がよく利用する図書館は、扱う図書が小説やエッセイがメインの書籍となりますが、大学では論文を書くための文献を扱っているという事です。
例を挙げると、経営学、経済学、心理学、法律などの資料になります。
また、図書館内には過去の卒業生が書いた論文や、新聞なども用意されており、他にも私が通う大学ではPCルーム、会議室などが用意されていました。
体育館
大学内の体育館を利用する際に注意することは、勝手に使ってもいいという訳ではなく、手続きが必要になります。
手続きがあることによって、どの時間帯が利用されているか、または問題が起きた際、誰が利用していたのかを大学側が把握することが出来るからです。
また私の大学の場合、体育館を利用するには年間200円の費用が掛かっていました。
「高額な学費を負担しているのに、そこは無料じゃないの?」という声が聞こえてきそうですが、これは体育館を利用しない人もいる為、利用する側が維持費を負担しようという目的があると思います。
社会でもそうですが、タバコを吸う人は地球環境に与える影響や周囲への迷惑料としてタバコ税を、車に乗る人は道路を使用するため重量税と固定資産税を支払いますよね。
それと似たような感覚です。また、部活やサークルが優先利用されますので、体育館の利用予約は早めにした方がいいでしょう。
学食・売店
大学内には学食と売店が設置されています。
学食はメニューが豊富なので、普通の食堂と変わりませんが、規模が大きい場合がほとんどです。
しかし、学食は非常に込み合いますので早めの行動をとらなければ、座ることができません。
なので私はここ数年学食を利用したことがないです。(本当は利用したい…)
それに比べ、売店は学食のメニューが弁当形式で売られている事や、その他の商品のラインナップが豊富です。
飲み物やカップ麺は勿論、文房具、教科書、名刺入れ、コピー用紙、USBメモリーなど、学生が必要とする商品がここで全て揃います。
上記のUSBメモリはパソコンのUSB以外にも、iPhoneやAndroidにも対応した優れモノです。
カフェ
これは大学によってはない場合もありますが、利用する学生は授業の空き時間やグループ課題に取り組む場合に多く見られます。
感覚的にはスタバに居座る感じです。
カフェなのでコーヒーやちょっとした軽食(パンなど)が販売されています。
学生の場合は学生証を提示することで半額になるサービスが実施されています。
また嬉しい事に一般の出入りも可能な場合がある為、大学生以外の方も利用してみてはいかがでしょうか。
PCルーム
主に授業で利用されますが、授業がない時間帯はパソコンを所持していない学生、もしくはノートパソコンを持っていない学生が利用する場所です。
ほとんどの学生がレポート、レジュメ、卒論、pptを作成する際に使用しています。
もしくはプログラミングやグラフィックデザインの処理目的で活用する事も可能です。
Wi-Fi
古い大学や資金不足の大学は分かりませんが、現在はWi-Fiが充実した大学が多いです。
敷地内で学籍番号と自身が設定したパスワードでログインすることが可能です。
そのためノートパソコンさえ所持していれば、大学内どこでも作業をすることができます。
また、スマホの容量が超えた場合でも安心して利用できるので、YouTubeなどの動画サイトも閲覧し放題です(笑)
学生寮
大抵の大学は寮完備がしっかりしていると思います。
学生寮の場合、嬉しいポイントとして家賃が安いという事です。
また、寮の管理人が昼食や夕食を作ってくれる場合もあります。
美味しい美味しくないは別として、結果的に食費を浮かすことができますね。
しかし学生寮は大学によって、毎日どんちゃん騒ぎが起こる場合もあるので、気になる方は普通のアパートを借りた方がいいかもしれません。
送迎バス
大学近辺に住んでいる人は送迎バスを利用することができます。
大学の立地によっては電車がない、バスがない、など不便な場合があります。
または毎日車だとガソリン代が掛かりますよね。
そんな時に送迎バスがあれば、お金を掛けずに通学でき、経済的に助かります。
さらに乗っているのは大学生だけなので、顔見知りになってそこから恋愛に発展・・・
なんて淡い期待も抱かせてもらえます(笑)
その代わり寝坊したらタクシーを呼ぶ事になりますが…笑
学生支援サポート
ここでは学生が授業以外で学習したい時のサポートや、困った時に対処をしてくれる施設や部署を掲載していきます。
言語学習センター
大学の中には、英語、中国語、韓国語、イギリス語、フランス語など多くの語学を学ぶ授業があります。
こうした語学を扱う大学は、授業だけでは理解できない部分がどうしてもでてくる為、より理解を深める目的で言語学習センターが設置されています。
どの大学にも存在するかは不明ですが、私の大学の場合はありました。(因みに私の大学は文系公立大学です)
言語学習センターでは語学を学ぶだけでなく、外国人留学生との交流も図ることが出来ます。
学生課
学生課は学生カードを無くした際、再発行の手続きができることや、奨学金について相談することができます。
またテストを受ける際、学生証が必要になりますが、紛失してしまう学生も中にはいます。
学生証は再発行するまでに時間が掛かりますが、それではテストが受けられない為、仮のカードを発行してもらいます。
その際に発行手数料として100円~200円料金が掛かります。
キャリア支援課
キャリア支援課では主に就活に関する情報を提供してもらえます。
大学内での求人は勿論ですが、ハローワークからの求人情報などもある為、同じ案件でも待遇が異なる場合があります。
また企業説明会に関する事や、過去の卒業生の就職状況、どの職場が人気なのか、倍率はどうなのか、といった情報が豊富なので、3,4年生が主に集まる場所となっています。
それ以外にも、個人面接やグループ面接の練習などもサポートしてくれるので、就活する際には利用することをおすすめします。
教務課
教務課では、履修登録、授業シラバス、補講の日程、集中講義の手続きなどが行えます。
履修登録に関しては、大学のホームページからログインして行う事も可能です。(大学によりけり)
恐らく、何か困った事があれば教務課へ行くことで解決することが出来ます。
大体は窓口が複数設置されていますので、話しやすい職員に相談してください。
まとめ
大学内の施設を利用する際は、目的に合わせて選ぶことが大切です。
また利用する優先度が早い者勝ちの場合が多いので、目的が見つかれば早めに施設に足を運びましょう。
これから大学生になる人、もしくは現在大学に通っている人は、自分の大学がどのように利用することができるかを把握しておくことが大切です。
一昔前の経営資源は、「ヒト」「モノ」「カネ」でしたが現在ではそれに加え、「情報」が重視されてきています。
すなわち、情報がお金と同じくらい価値がでてきたという事です。
その為、大学生の内に情報収集能力を身につけておきたいところです。
これから大学生になる方は情報を上手く活用して頑張っていきましょう。