新学期がいよいよスタートしましたが、皆さんは履修科目の事前登録はきちんと済ませましたか?
大学では授業の数が本当に多く、どのように時間割を作成するかが楽しみの一つだと思います。
しかしご存知だとは思いますが、後先考えず科目を好き放題に履修していると、3,4年次になる頃に後悔してしまう可能性があります。
なぜなら科目には必修科目と自由科目があり、自由科目ばかり履修してしまった結果、卒業条件を満たすことが出来ず、留年の道を辿ってしまうからです。
では、そのような事にならない為にも、1,2年次の時から気を付けるポイントとはどのような事があるのか、失敗しない正しい履修の仕方をお伝えしていきます。
履修とは?
まず履修の意味が分からない人のために説明すると、履修とは大学を含めた学校などで、単位を修得するために特定の科目を学ぶことを言います。
要するに受ける授業を選択するという事ですね。
大学を卒業する為には、この「履修」を満たす事が一番の条件になります。
1年次の場合だと、初めの時間割はある程度指定されていると思いますので、それに沿って授業を選択すると思います。
しかし、2年次以上になると履修の際、どの授業を受講しようか友達と一緒に選んだりする学生が多くなってきます。
その際に気を付けなくてはならないのが、自分と友達の進む学科が同じであれば多少問題ありませんが、別々の道に進むのであればその科目が自分の卒業要件に含まれる単位なのかをきちんと調べておく事です。
そうでなければ履修しても自由単位に加算されるか、もしくは卒業要件外単位になってしまいますからね( ;∀;)
履修登録をするには
どの授業を受けるかある程度思考が固まれば、あとは登録を行なうのみです。
履修登録を行なうには2つの方法があります。では履修登録するにはどうすれば良いのか、見ていきましょう。
①事前登録
まず1つ目は、長期休暇期間に登録を済ませておく方法(事前登録)があります。
事前登録を行なうには、大学で発行した個別のIDとパスワードを大学のホームページで入力しログインして行ないます。
事前登録はとても便利なシステムであり、余裕を持って授業をリサーチできる事と、現代ではパソコンやスマホで大学のホームページから履修登録をする事が可能となっています。
また、インターネット上では授業シラバスも確認できるので、大まかな授業の流れを把握しておくことができます。
ただデメリットとして、100%履修登録の希望が通ると言う訳ではなく、教室には受講人数が限られる為、受講生が多い授業だと4年次から優先的に履修できるシステムとなっています。
また、事前登録が済んだからと言って登録調整機関に欠席すると、登録を解除されてしまう可能性もありますので注意しておきましょう。
②オリエンテーション後に登録
2つ目が実際に初回の講義(オリエンテーション)を受けてみて、授業後に用紙を提出し登録する方法です。
登録票には、氏名、科目名、担当教員名、電話番号、e-mailアドレスなどを記入します。
1年次の場合、1番初めの履修登録はこれに当たると思います。
なぜかと言うと、入学当初は学生個別のIDとパスワードを持っていない為、事前登録が行えないからです。
この登録方法の強みは、実際に授業の雰囲気を感じ取る事が出来ると言う事です。
③担当教員の研究室へ行く
事前登録やオリエンテーションで登録できなかった場合、最終的に担当教員の研究室を訪ねると良いでしょう。
例えば同じ曜日の同じコマで、どの授業を履修するか迷ったとき、2週間かけて複数のオリエンテーションを受講すると思います。
その際に迷った結果、最初の週に受けた科目を履修したいと思っても、オリエンテーションをした日に登録しなかった場合、登録調整期間は終了してしまいます。
最悪そうなった時の救済措置として、研究室へ突撃するという方法があります。
しかし、闇雲に研究室へ訪れても担当教員が講義や会議を行なっている場合も考えられるので、どの時間帯なら研究室に居るのかをしっかり確認しておく必要があります。
履修の条件
大学の授業数は非常に豊富で、どの授業を履修するか考える際に注目するポイントが履修の条件です。
履修過程には順番通りに受けなければならない授業もあり、例えばプログラミング関連の授業が複数あるとします。
● プログラミング入門
● 中級プログラミング
● 上級プログラミング
このような授業があるとするなら、1年生の一番初めに「上級プログラミング」の科目を履修する事はできません。
なぜなら、それまでの履修過程がクリアできていないからです。
プログラミング入門→中級プログラミング→上級プログラミングの順番で科目を履修しなくてはいけないと言う事になります。
その履修の条件は授業のシラバスに記載されており、
- 〇〇の授業を履修している事が必須
- 〇〇の授業を履修していることが望ましい
などとして表記されています。
「~が必須」の場合は事前科目を履修していなければ、この授業は履修できません。
しかし、「~が望ましい」の場合は
と言う事になります。
なのでなるべくは事前科目が設定されている授業は、段階を踏んで手を付けるべきだと思います。
履修する際に気を付ける事
次はどの授業を履修するか考える際、先程とは違う視点から特に、
1年次の頃から気を付けておきたいポイントを紹介していきます。
皆さん履修ガイドブックはしっかりチェックしていますか?
①必修科目
どの学科にもその過程をクリアする条件として、必修科目が設定されていると思います。
それを確認するには、1年次の初めに大学側からもらった履修ガイドブックを参照すれば見る事ができます。
大学では授業を好きなように組めると考えている人が多いと思いますが、実際はそうでもありません。
必修科目は全体の7~8割程度あり、さらに厄介なのが「この枠組みの中から〇単位履修する事が必須」みたいな指定です。
例えば、外国語という枠組みの中で条件が、
「英語以外の外国語を含めた12単位以上が必須、正し英語以外の外国語は同一のⅠとⅡを履修する事」
だとすると、英語8単位、それ以外の外国語(例えば韓国語)のⅠとⅡを合わせた4単位を履修する事が条件になります。
その条件で言うと「韓国語Ⅰと中国語Ⅰ」、「韓国語Ⅰと中国語Ⅱ」と言う組み合わせではいけないと言う事です。
②自由選択科目
自由選択科目も履修する際には注意が必要です。
なぜなら、1・2年次の頃から時間割の都合ばかり考え、自由選択科目を多く履修してしまうと、3・4年次になる頃には必修科目が増え時間割が面倒な配置になったり、そもそも必修科目の存在に気づかず卒業できなくなったりします。
因みに本当に自由に取れる選択科目は30単位程度です。
このことから自由選択科目は3・4年次に上がった時、必修科目を全て履修した後に取るべき科目だと言えます。
まとめ
履修を考える際には、1年次だと知識がない分間違えてしまう事もありますが、
2年次、3年次に上がる頃には、きちんと卒業する事が可能なのかを意識しながら履修登録を行なう必要が出てきます。
友達に合わせてばかりいると、自分が損をする事になり得るので、ベクトルを自分の将来、もしくは卒業に向けて調整していく事が大切となります。
役立つ資格も1つは持っておいた方がいいでしょう。
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